基礎科を修了して  TMさん(保育士)

                    200773日     

私は、2月第6講座から参加させて頂きました。

最初の講座では殆ど何もする事が出来ず、ただ見ているだけとなってしまいましたが、とにかく出来上がった食事が美味しくて驚いた事は今も忘れません。

この日からまず、日常でも玄米を食べる生活に切り替えました。

この後2週間の変化として、まず、肌の調子が驚くほど良くなったという事です。玄米食をしている事を知らない方にも「最近化粧品変えた?」と聞かれる事が何度かありました。

 

第7講座ではきんぴらごぼうを習い、‘食箋’という捉え方を知りました。食用講座では自然療法について学び、この後自分の身体でも、職場で具合の悪い子ども達にも、試してみたりしました。子ども達に対して薬を出して手渡して終わるのは簡単ですが、‘自然療法’の技術以上に、‘時間を掛けて気持ちをかけて具合の悪い子どもに向き合う’事の大切さを感じました。一番大事な‘心’もケア出来るという事です。

 

第8・9講座位までは、玄米食にしつつなるべく動物性のものは取らない様にしながら生活をしました。肌は相変わらず調子が良かったですが、夜遅い時間に食事をしたり、甘いものを食べる、一日3食食べる事は変化なく続いていました。

第9講座の食養講座で家庭排水からの汚染について学び、知ってはいたものの環境を考えた生活とは無縁でした。1週間ほどして使っていた洗剤が丁度終わったので、洗濯せっけんに切り替えました。

そして、職場でも玄米を取り入れたいと栄養士さんに話した所、仕入れてくれる様になりました。炊飯器ではありましたが、子ども達も食べ始めました。

 

第10講座の時期位から、安定していた肌が荒れ始めました。特別生活が変わった部分はありませんが、甘いものを絶つ事・遅い時間に食事をする事がどうしても改善出来ないので、そのせいかなと思っていました。お腹の調子も安定せず、便秘(とは言っても1日出ない位ですが)になったり下痢の様になったりしていました。

 

11講座の辺りから、やっと一日2食を少しずつ実践する様になりました。仕事中、子ども達と一緒に食べる時間だと子ども達から「ご飯食べないの?」と聞かれたり、朝6時位から仕事をしているので、お腹が空いて我慢出来なかったり…とにかく自分の‘欲’との葛藤で、段々とマクロビオティックの奥深さを感じ始めました。

 

12講座の食養講座で、「自分の心の声を聞く」という事を学びました。

私がこの時期実感していた事は、自分が決めた食生活を実践する事は、自分の精神状態にとても左右されるという事。又、マクロ食を実践する事そのものが「精神鍛錬」なのでは、という事でした。

 

5月になって第1講座に戻り、基本のけんちん汁を学びました。お教室にも新しいメンバーの方が増え、何かを聞かれる場面もあり、あっという間に講座の半分以上が過ぎてしまった事を実感しました。

この頃から、朝起きる時にすっきり目覚められる事を体感する様になっていました。そして今までは特に生理前痛がひどかったのですが、前も始まってからも、鎮痛剤を使わないで過ごす事ができました。

 

第2講座の食養講座で半断食について学びました。以前からやってみよと思っていながらなかなか実践出来ないでいました。職場での食事と、遅い時間まで仕事をした日の間食と、甘いものと、私の抱えた問題(自分への言い訳ポイント)は段々と絞られてきました。

 

第3講座と第4講座の間にひどい腰痛に悩まされました。針の先生の所に行き、原因を見て頂いた所、「胃が張っているからだと思う。」と言われ、胃に針をさしたら、翌日から腰痛がなくなりました。

第4講座でその事を先生にお話しした所、先生が「腰痛の前に食生活が乱れたのでは?」とおっしゃったので、良く考えてみたらその週の前半はずっと外食や飲酒が続いていました。マクロ食を心掛ける前には、当たり前にしていた事だったので、久々に乱れた食生活に身体が反応したという事に改めて驚いてしまいました。

 

 

第5講座で最終となりますが、私はまだまだ本当に基礎の基礎を教えて頂いただけなので、今後も継続して学んでいきたいと思います。基礎講座が終わる前には3日間だけでも半断食を経験しようかと思っており、今日から始めてみました。

 

マクロ食を学ぶ事や実践する事は、私にとって、自分自身の甘えてしまう部分や、弱い部分と向き合う作業でもありました。決めていた事が守れない時はたいてい‘食’以外の部分(仕事なりプライベートなり)で追い詰められている時だな、という事も分かりました。

 

昨日から又、肌荒れがひどく、鏡を見るのが憂鬱ですが、こうやって繰り返して身体の中が何らかの変化をしていくのかなと思います。「食」を通して、生き方や、ポジティブな考え方など、沢山の事を学んでいる毎日に心から感謝しています。ありがとうございました。